ドライバーでフックやチーピンが止まらない!! ラウンド中にできる応急処置は?
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ゴルフを始めたての頃はスライスで悩む人が圧倒的に多いといわれています。
その一方で、ゴルフが上達し捕まった打球が打てる様になり、100切りや90切りが見えてくる頃に誰しもがぶつかる悩み。
それはドライバーショットでフックボールやチーピンといった、左に大きく曲がる球が出てしまう症状です。
今回の記事では、ラウンド中にフックボールが止まらなくなってしまった時の応急処置方法を解説させていただきます。
いざという時に備えておくのとそうでないのでは、スコアに差が出ますよ!
以下、右打ちの想定で解説させていただきますので左打ちの方は左右を逆にお読みください。
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■フックボールは2種類
フックボールはスライスボールよりも大叩きにつながることが多いと言われているだけに、ラウンド中はできるだけすぐ直したいものです。
克服するために、まずはフックボールについて知りましょう。
実はみなさんがフックボールと言っているものには大きく分けて2種類あります。
1つ目は、打った瞬間左方向に飛んで、そのままさらに左方向へ曲がっていくボールです。
俗に『チーピン』といわれるのはこちらのことを指して言う場合が多いですね。
飛距離が出ずに、ボールは林の中や谷へ落ちてしまうことが多くペナルティーを誘発しがちです。
2つ目は真ん中からやや左方向に打ち出し、フックしすぎてコース左の林の中やOBへいってしまうパターンです。
このボールはキャリーもランも出るぶん、うまくコース上に残れば距離を稼げますが、コース外に行ってしまうと見つかりづらいボールとなってしまいます。
みなさんが悩んでいるフックボールはどちらでしょうか?
これらのミスを治すためにはフェースの向きとスイング軌道を修正することが近道です。
■チーピンの治し方
まずは1つ目のミス『チーピン』の治し方から解説します。
チーピンがなぜ出るときのスイングの状態をまとめると、以下のようになります。
- フェースの向き:クローズ
- スイング軌道:インサイドアウト
フェースの向きかスイング軌道のどちらか一方を変えれば、打球が変わります。
◆フェースの向きを変える場合
インパクト時のフェースの向きをスクエアからややオープンにしましょう。
フェースの向きを変えると、打球の飛び出す方向が変わります。
スイング軌道がインサイドアウトのままフェースをひらけば、打球は右方向に飛び出しドローボールが打てる様になります。
◆スイング軌道を変更する場合
スイング軌道をインサイドアウトからアウトサイドインに変えましょう。
スイング軌道はボールの飛球線(飛び方)に影響します。
アウトサイドイン軌道でボールを打つとフェード(スライス)回転がボールに加わります。
フェースの向きをそのままにスイング軌道を変えれば、打球はいつも通り左方向に飛び出しますが、フェードがかかってコース内に戻ってくるようなボールが打てる様になります。
■大きい曲がりの治し方
2つ目のミス『曲がりすぎるドロー 』のスイング状態は下記の通りです。
フェースの向き:スクエアからオープン
スイング軌道:強めのインサイドアウト
かかりすぎるドローの場合は、スイング軌道を治すことをおすすめします。
「チーピン」と違ってフェースが開いた状態なので、さらに開くとスイングを大きく崩してしまう可能性があるからです。
◆思い切って左方向に振り抜く
かかりすぎるドローボールの直し方は思い切って左方向に振り抜くということで治すことができます。
普段ドローボールを打っている人にとって左方向に振り抜くと、さらに打球が左方向へ行ってしまいそうで恐怖感がありますが、恐れず左方向に振り抜いてみましょう。
そうすると、ドロー回転が弱まるもしくは、若干のフェード回転となるため、コース上に残るボールが打てる様になります。
■まとめ
今回はラウンド中にフックボールが止まらなくなってしまった場合の応急処置について解説させていただきました。
ラウンド中はミスが出て当たり前です。ラウンド中の対応力が試されるものゴルフの面白い点です。
今回紹介させていただいた、下記の法則は他のミスにも応用することができます。
- フェースの向き=打球の飛び出し方向を決める
- スイング軌道=打球の曲がり具合を決める
スライスで飛距離が出ない場合や、プッシュアウトでOBが多いという悩みを抱えている人はフェースの向きとスイング軌道を見直すことで、改善する可能性があります。
ミスの原因を探す際には、ぜひ「フェースの向き」と「スイング軌道」を考えてみてくださいね。
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