海外のイケメンすぎるプロゴルファー、「モーガン・ホフマン」って誰?


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2017年2月。まだ肌寒いフロリダ州パームビーチガーデンでは、その寒さを微塵も感じさせない熱い戦いが繰り広げられた。「ザ・ホンダクラシック」。日本企業の名を冠したこの大会はまだトップシーズンではないものの、これから来る春の大一番を控えた多くのトッププロが参戦することで知られている。この週は特にゴルフファンが盛り上がった一週間であった。

主役は、アメリカの女性ファンを魅了する「イケメン」リッキー・ファウラー。最終的に12アンダーと、2位に4打差をつける完勝でツアー4勝目を飾ったのである。一方日本の「イケメン」石川遼は、予選通過を果たすも、最終的には37位タイの成績で大会を終えた。

しかし、ザ・ホンダクラシックにはもう一人、優勝したファウラーに並ぶ注目を集めた「イケメン」がいたのをご存じだろうか。彼の名はモーガン・ホフマン。突如現れた新星は、その見事なショットと卓越した技術で観衆を魅了したのはもちろんの事、その端正なマスクで女性ファンの心もわしづかみにしてしまったのである。そんなホフマンを今回はみなさんに詳しくご紹介しようと思う。

1989年8月11日、ニュージャージー州に彼は生まれた。ニュージャージー州というのはニューヨーク州に隣接する州だが、どちらかというと田舎っぽい印象を持たれる州で、彼もどちらかといえば「田舎者」といった印象を持たれていることだろう。

ホフマンは高校時代からその才能を発揮し州の大会で2勝すると、アマチュアのアメリカ代表にも選出されたほどであった。その後、オクラホマ州立大学に進学し、2010年には自身初の全米オープン本選出場を果たすと、その二年後の2012年には全米オープンの予選を通過し、最終的に29位タイの成績を残した。同年下部ツアーでのキャリアをスタートした。

彼はスポンサーをつけない珍しいスタイルだが、2013年はHPバイロンネルソンチャンピオンシップでの5位タイをはじめ3回のトップテンの成績を収め、翌年はBMWチャンピオンシップで単独3位に入り、フェデックスカップランキングも自身最高の26位となった。2015年、2016年とトップテンフィニッシュはあるものの、なかなか優勝争いには加われない状況が続いた。2016年のジョンディアクラシックでは、2日目の62のスコアをマークして一気に優勝戦線に顔を出したが、最終的には3位タイの成績となった。

そして迎えた2017年シーズン。ザ・ホンダクラシックへ出場するため、ホフマンはフロリダに乗り込んだ。彼の調子は好調だった。初日は2アンダーとまずまずのスタートを切る。2日目にはさらに順調に5アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、首位はブライアン・パーマーとウェズリー・ブライアンがともに並び9アンダー。1打差の位置にリッキー・ファウラーがつけた。

そして3日目、試合は大きく動く。前日首位に立った二人は苦戦を強いられる展開となった。パーマーとブライアンが結局60台を出せずスコアを落とす中、ファウラーは65をマークしてスコアを一気に伸ばす。ホフマンも69でラウンドして踏みとどまるが、2位以下は10人近い選手が2打差の中にひしめく大混戦。

そして迎えた最終日、トップのファウラーはスコアが伸ばせず、優勝を目前にして足踏み状態。その中でホフマンが68でラウンドし、2位タイに食い込んだのである。ホフマンは結局4日間全て60台でラウンドした唯一の選手となった。

その年、ホフマンはある重大な発表をする。

2017年12月。彼は「顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー」であることを公表したのだった。この病気は、表情筋の萎縮で表情がでなくなってしまったり、肩甲骨周辺の筋委縮によって手が挙げられなくなる症状がみられる病気である。肩甲骨周辺の筋肉は、ゴルフプレーの上大変重要で、症状の進行によっては、彼はゴルフがプレーできなくなる可能性すらあるのである。しかし彼はこの病気と向き合い、戦う決意を表明したのだ。これは多くのプロゴルファーやファンの心を打った。

モーガン・ホフマンは、ご覧いただければ分かる通り、端正なマスクと清潔感のある、イケメンであることは間違いない。しかし、彼は単にハンサムな「イケメンプロゴルファー」であるだけでなく、病気と闘い、勇気を与える「強さ」、「やさしさ」さえ備えた、本物のイケメンなのである。

2018年シーズンは残念ながらトップテンに入った試合はなかったものの、3つのトーナメントで予選を通過している。彼の戦いはまだ始まったばかりだ。病気と、そして彼自身と闘い続ける「イケメン」モーガン・ホフマンを是非応援してみてはいかがだろうか。

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