“そこそこのショット”でOK? スコアをまとめるゴルフのコツとは
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ゴルフは18ホールの長丁場。
そこそこ調子が良くていい感じでラウンドしていても、数ホールの手痛いミスで一気にスコアを崩してしまうのがゴルフというものなんですよね~。
ラウンド中の9ホールで素晴らしいティーショットを打てたとしても、残りの9ホールでOBを打ってしまえばスコアはまったくまとまりません。
ゴルフはいかにミスを少なくするかが大事なスポーツです。
もっといえばナイスショットを追い求めてばかりいるとスコアはいつまでたってもまとまらないということなんです。
◆ドライバーがいくら飛んでも…
筆者の知り合いであるAさんはかなりのパワーヒッター。
180㎝以上の高身長でがっしり体系から繰り出されるドライバーの飛距離は平均280ヤード。
ちょっとした打ち下ろしやフォローの風があるホールなんかでは300ヤードの超ビッグキャリーが出ることも珍しくはありません。
このとんでもない飛距離があればスコアもさぞかし…とお思いの方も多いと思います…。
しかし信じられないかもしれませんが、彼のスコアはいつも100を切れるか切れないかといった具合なのです。
まずティーショットはもの凄く飛ぶのですが、そのぶんOBの数も多い。
そしてアイアンショットでのミスが非常に多く、絶好の位置からのセカンドショットでチョロや大ダフリのミスもしょっちゅうです。
ゴルフというのはいかに少ない打数でカップインさせるかを競うわけですから、OBや大きなミスを頻発させていてはスコアはまったくまとまりません。
ドライバーでどれだけ飛距離を稼いでも、その後に大きなミスを繰り返していてはいつまでたってもスコアを縮めることはできないという典型例ですね。
◆良いショットを打つことよりも大切なのは…
ゴルフをプレーしていると多くの人がナイスショットを打とうと思うことでしょう。
Aさんのようなパワーヒッターだと豪快なドライバーショットを常に打ちたいでしょうし、ミスショットの後なんかは起死回生のリカバリーショットを狙うことでしょう。
しかし現実はというと、豪快なティーショットを打とうとしてOBを連発したり、無理なリカバリーショットを狙って大きなミスを繰り返すという悲惨な結果が待っています。
ここで冷静になって考えてみてください。
スコアを崩してしまう原因は何なのでしょうか…。
それは大きなミスが絡んでしまうからなのです。
いっぽうスコアがまとまる、例えば飛距離もあまり出ないしパーオン率もそんなに高くないのに、上がってみたら90台やたまに80台が出ているという人がいると思います。
そういうタイプの人に共通しているのは何かというと…。
それはとにかく大きなミスがとにかく少ないということ。
ドライバーでミスをしてもOBにはならない、セカンドショットでミスをしても次のアプローチでグリーンをとらえられそうなところでおさまっています。
これは筆者がよく言っていることなのですが、ゴルフでスコア100切りや90切りを目指すのであれば、とにかくボギーペースでまわればOK。
そう考えるとティーショットとセカンドショットは常にナイスショットをする必要はなく、そこそこのショットで前進できれば十分なのです。
ゴルフというのはいかにミスの度合いを少なくできるかが上達のカギです。
逆にいうといくら良いショットを放っても、次のショットで大きなミスをしてしまえば水の泡となってしまうのです。
ドライバーでスーパーショットの後に痛恨のチョロを喫してしまうのと、ティーショットは芯を外した、次のアイアンショットも多少ひっかけたけどなんとかグリーンに乗るのとではどちらがスコアがまとまるでしょうか?
答えは言わずもがなですよね。
ティーショットは100点で次のショットが20点、ティーショットも次のショットも60点。
平均すればお互いに60点ですが、結果は大きく変わってしまいます。
良いショットを1回打つよりもそこそこのショットを繰り返すほうが絶対にスコアはまとまるものなのです。
◆日頃の練習でも“そこそこのショット”を意識してみよう!
“そこそこのショット”を打つということは日ごろの練習でも意識してほしいものです。
打ちっぱなし練習場でドライバーばかりを振り回して、何球かに1回飛び出すナイスショットに満足しているようではだめですよ。
練習でも大事なこと、それは実際のラウンドを想定して大きなミスをしないこと。
ドライバーでミスショットになっても、それがOBにならない程度かどうか、またアイアンなら多少曲がっても縦の距離はあっているかなどを1球1球確認するようにしてみましょう。
最初からミスしても許容範囲を決めてから打つのもいいかもしれませんね。
練習場で“そこそこのショット”を意識できれば、ラウンドでの大きなミスは確実に減るはずです。
スコアメイクを重視するなら、ナイスショットを追い求めるよりもそこそこのショットをどれだけ積み重ねることが大事なのです。
気になった方はぜひ次回の練習やラウンドで意識してみてくださいね。
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