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【プロキャディ出口のゴルフ講座】プロキャディ・プロゴルフ関係者のゴルフ事情


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皆さん、明けましておめでとうございます。プロキャディの出口です。

今年も皆さんに喜んでいただける記事を書きたいと思いますのでよろしくお願いします。

シーズンが終わり、早いもので約1カ月が過ぎましたね。

SONY Openが開幕し日本人選手がたくさん出場していた事もあって、テレビ中継を見たりしてゴルフへの意欲が湧き、記事をお読みの皆さんの中にも練習場へ足を運んだ方もいるのではないでしょうか?

シーズンの終わりとともに私達キャディーやゴルフ関係者は、プライベートゴルフのシーズンインになります‼

なので基本は冬しかゴルフをしません、、、。

皆さんはゴルフ関係者はゴルフが上手い、キャディーはプロゴルファーを目指していた人がなっていると思っている方も多いと思います。

確かに間違いではないですが、誰もが上手いとは限りません。

私は6歳の頃から大学卒業の22歳まで剣道一筋でした。

ゴルフと出会ったのは26歳の頃です。なのでお世辞にも上手いとは言えません。なので皆さんの気持ちもよく分かります。

私の現在の平均アベレージは80〜85です。もちろんコーチもいませんし、一流プレーヤーのスイングを見たところで真似できるものでもありません。

長年剣道をやってきた癖もありカット軌道のスイングでフェードしか打てません。

年間約300日は全国を移動しているのでまともな練習時間もありません。

それでもいざクラブを握ると少し良いスコアで上がりたいという思いは皆さんと同じです‼

以前は1Wがとても苦手でOBを打つ事もよくありましたし、PAR5では常に2オンを狙い無理をしてミスを積み重ねてばかりいました。100打つことなんてしょっちゅうでゴルフが嫌いな時期もありました。

そんな私がなぜ今80〜85というスコアで上がれる様になったかというと、ミスをしないギアを使うことにこだわったからです。

ミスの出ないクラブを使う

まず、苦手な1Wを43インチに短くしました。通常の1Wは45インチです。

私はテーラーメイドのクラブを使っていてクラブヘッドの付け替えがレンチ1つで簡単にできます。なので最初は遊び心で3W用の43インチのシャフトを1Wに装着しました。

そうなると短くする事でクラブのバランスは軽くなります。なので鉛を購入し素振りをし、練習場でボールを打ちながら自分がクラブヘッドに鉛を貼り1番振りやすいバランスを見つけました。

なぜ短くしたかというと単純に短くする事でシャフトも硬くなりますしコントロールが良くなると気づいたからです。そしてミート率も上がる事で飛距離もさほど変わりませんでした。

そのおかげで1ラウンドで4回は出ていたOBが今では1回出るか出ないかです‼

仮に1ラウンドでOBが0回だったとしましょう。それだけで単純計算ですが4回OBを打っていた時と比べて8打得します。

そして私が次に行った事は3Wをキャディーバックから抜いてしまう事でした。

3Wは練習場の様な平らな場所からでもコントロールは難しく、上手くヒットしません。

欲の出るPAR5の状況で2オンを狙ってミスすることも多々あったので欲を消し安全に3オンさせるマネジメントに切り替えることで18ホール中4ホールあるPAR5で少なくとも半分の2ホールはパーセーブできます。

これだけで10打近くは縮まります。

コーチもいない、練習時間もなかなか確保できない中でスコアを良くする最適な方法がコレだったんです。

プロゴルファーがバーディーを取ると気持ちが良いように、私達アマチュアはパーが取れれば気持ちが良いものです。

もし、私と同じ1Wや3Wで悩んでいる方がいましたら1度お試しください‼

私は今、3Wも通常の43インチから41インチに短くしてラウンドしようと思っています。

次回は、練習場での私なりの練習方法をお伝えできればと思っているのでお楽しみに‼

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出口慎一郎

ツアープロキャディー。杉澤伸章氏の元で修行を積んだのち、片山晋呉、星野陸也などを始めとするトッププレーヤーのキャディとして活躍。スポーツメンタルトレーナーの資格を持ち、現在は脳科学も勉強中。多彩な経験を生かし、ライターとしても活動の幅を広げている。

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