ゴルフを難しくする『風』はどのくらい影響する?対処法は?
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ゴルフのプレーに影響を及ぼすものの一つに挙げられるのが『風』てす。
特に強風の中でのプレーは、たとえプロゴルファーであってもスコアを落としてしまうくらい難しいものです。
でも、風が吹くとどう影響するのか、初心者のうちはイメージしづらいですよね?
今回は風による影響と対処法について簡単にご説明させていただきます。
■『フォロー』の場合は番手を下げる
風の影響といっても風向きや強さによって対処法はかなり変わってきます。
まずはフォロー(追い風)の場合。
風は打ち出し方向に吹くわけですから、風が後押ししてくれるぶん、いつもより飛距離が伸びます。
飛距離が伸びるということで、多くのゴルファーはフォローの風を歓迎します。
確かにティーショットの飛距離が伸びたら嬉しいですよね。
しかしただ飛ばすだけではスコアにつながらないのがゴルフというスポーツ。
ティーショットでボールを曲げてしまったときに、フォローの風で飛びすぎたことでボールがOBゾーンに吸い込まれてしまっては身も蓋もありません。
そしてセカンドショットやサードショットでグリーンを狙う場合、いつもの番手だとピンを大きくオーバーしてしまう可能性か非常に高いです。
フォローの風が吹いているときは、いつも使うクラブより番手を下げる必要があります。
例えばピンまで140ヤード、いつもなら7番アイアンでショットを打っているなら、風がフォローなら8番アイアンを使うということですね。
また、スピン量が少なくなるため、人によっては球が上がりづらくなったり、グリーンに止まりづらくなることも。
いずれにせよ、いつもと違った飛び方をすることは頭に入れておきましょう。
■『アゲンスト』は番手を大胆に上げる
次はアゲンスト(向かい風)の場合です。
風はターゲット方向から自分に向かって吹いてくるわけですから、ボールに抵抗が加わります。
当然ボールは通常より飛ばなくなります。
フォローとは違って飛距離が出なくなるわけですから、ゴルファーからは敬遠される風になります。
特に飛距離があまり出ない男性、女性ゴルファーにとってはかなりやっかいですよね。
たまに風の抵抗に負けないようにと力いっぱいフルスイングをしようとする人がいますが、力みは様々なミスを誘発しますから、かえって逆効果です。
ここはクラブの力を借りて対処します。
フォローの場合とは逆に、クラブの番手を上げて打つようにしましょう。
いつもなら7番アイアンを使うような場面なら、アゲンストのときは番手を大胆に上げて5番アイアンやユーティリティーを選びましょう。
“番手を大胆に上げる“というのがポイントです。
アゲインストのときは、思っているよりもかなり風の抵抗を受けてしまいます。
そんなに強くない風だとしても、2番手くらい上げないと思ったような飛距離が出せない場面が多いです。
番手を大胆に上げる代わりにスイング自体は決して力まずにコンパクトに振るようにしましょう。
■横風にも注意しよう!
フォローとアゲンストの他に注意を払いたいのが横風です。
自分ではまっすぐ打ったつもりなのにボールがかなり曲がってしまった場合、引っかけやスライスのミスを疑いがちですが、実は風に流されていたというケースはかなり多いのです。
横風が吹いているときは最初からボールが風に流されることを想定して、ターゲットラインを左右にずらして打つのが得策です。
右から左に風が吹いているときは、いつもよりやや右に向かってボールを打ち出し、左から右に風が吹いているなら、いつもより左に向かってボールを打ち出してみて下さい。
■飛距離や曲がり幅の目安
風によって飛距離が変わったり、風に流されて曲がるということは理解していただけましたか?
ただ問題は風によってどのくらいの飛距離や曲がり幅が変わるのか、ということですよね。
結論から言うと、風の強さや方向はその時々で変化しますから、明確な基準はなく、その時々の個人の判断になります。
さらにスイングや選ぶ番手も千差万別なわけですからね。
風に強い球、弱い球もあるので同じ風でも人によって影響は変わってきます。
しかしそんなことを言っていては何も始まりませんから、今回はある程度の目安をご紹介します。
風速5m(夏なら身体で感じるくらいで、冬なら毎日吹いているくらいの風)で、
- アゲインスト・・・17〜20ヤード
- フォロー ・・・10〜12ヤード
- 横風 ・・・10ヤード
の風の影響が出ると考えるのが一般的。
(繰り返しますが、あくまでも目安なので個人差は出てきます!)
やはりアゲインストが一番影響を受けますね。
これだとフォローのときは番手を1つ下げる、アゲインストだと番手を2つ上げると飛距離が合わせやすいということになりますね。
さきほどアゲインストでは大胆に番手を上げると言っていたのもおわかりいただけたのではないでしょうか。
これを目安にして、もっと風が強いようなら、さらに番手や打ち出し方法を変えていきましょう。
■強風でスコアが悪くなって当たり前!
強風が吹くようなコンディションの場合はプロゴルファーでさえスコアがまとまらないものです。
我々アマチュアゴルファーであれば、無風のときに比べてプラス10打くらいでホールアウトできれば良しとしましょう。
今回は基本的な内容しか触れられませんでしたが、あとはラウンドのなかで経験値を上げていくのが一番の近道です。
風を嫌がるゴルファーではなく風を味方につけられるゴルファーを目指しましょうね。
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