グリーンに乗せるには、手前を狙うこと! パーオン率アップの方法とは


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プロゴルフの試合を見ていると簡単にパーオンさせて数多くのバーディーパットを打っています。

(まあパーオン率が7割くらいあるわけですから当然のことですが)

いっぽうアベレージゴルファーはなかなかグリーンに乗らないのが現実。

スコア100切りを目指すのにボギーオンでいいとわかっていても、それすらもままならない…。

そんな悩みを抱えている人も多いかと思います。

ではアベレージがゴルファーがなかなかグリーンを捉えられないのは腕(実力)の問題?

いやいや実はそれだけではないかもしれませんよ。

◆ピンをキャリーで狙っていませんか?

フェアウェイど真ん中の絶好の位置からのセカンドショットでピンまでの距離は140ヤード。

『ここはキャリーが140ヤード出せる7番アイアンでしっかりグリーンを狙おう!』

そう考えた皆さんは残念ながらグリーンを捉えられない可能性が高いと言わざるをえません。

基本的にはゴルフの距離はキャリーとランの組み合わせで計算しなければなりません。

ウェッジでのショットでグリーンがかなりやわらかければランはほとんど出ないかもしれません。

しかしスピンを利かせたショットが打てるはずもないのがアベレージゴルファー。

ミドルアイアンである7番でのショットなら、ある程度ヘッドスピードの速い成人男性であっても少なくとも5~10ヤードはランが発生するのが一般的です。

特に、ディスタンス系といわれるボール(D1やゼクシオなど)の場合は、ランが出やすくなります。

さらにショットの弾道がいつもより低い、砲台グリーンへのやや打ち上げのショットの場合はもっとランが出るはずです。

もしピンまでの距離と同じキャリーが出るクラブでショットを打ったら…。

仮にナイスショットでピンそばに着弾したとしても、ボールはそこからコロコロ転がり、どんどんピンから遠ざかってしまいますよね。

セカンドショットでピンに一直線の会心のショットを放ったつもりが、いざグリーンに行ってみるとボールが奥にこぼれている、グリーンサイドの難しいバンカーにつかまっていた、という経験はありませんか?

これは技量の問題ではなく、完全にマネジメントの問題ですよね。

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◆グリーンは基本“手前”から攻めるべし

もしピンまでの距離が140ヤードなら、基本的にはキャリーが130ヤード出せる番手を選ぶのが正解でしょう。

ボール自体はピンのかなり手前に着弾するかもしれませんが、そこからボールがトロトロと転がれば、結果としてピンに近づくいいショットとなるわけです。

このように基本的にグリーンは“手前”から攻めるのが定石です。

これはゴルフコースの作り方も影響していまして、日本のゴルフ場は基本的に受けグリーンになっている場合が多いのです。

受けグリーンというのは手前が低くて奥が高い構造になっているグリーン形状です。

ということはピンより手前にボールがあれば上りのパット、ピンより奥にボールがあれば下りのパットを残すことになります。

上りと下りのパットがどちらが難しいかといえば、当然下りのパットですよね。

(下りの1mより上りの3mのほうがはるかに簡単だという人も多いくらいですから。)

さらにグリーン奥からのアプローチともなれば難易度はさらに上がります。

グリーンに直接キャリーさせてもボールは果てしなく転がりグリーンの反対側にこぼしてしまう、逆に警戒しすぎてざっくりでグリーンにすら乗せられないといった大叩きにつながる手痛いミスが目に浮かびますね。

いっぽうグリーン手前を攻めていけば、多少のロングパットが残ったとしても、上りのパットなので寄せられる可能性は高いです。

さらにグリーンをこぼしたとしてもこれまた上りのアプローチになりますから、ミスの可能性もかなり下がるはずです。

特にピンがグリーンの中央から奥に切られている場合はピンの手前にキャリーさせるつもりで番手を選びましょう。

『これだとグリーンに届かないかも…』と思ってしまう番手で打つくらいが丁度よかったりしますよ。

ゴルフ場によってはピンまでの距離のほかにグリーンエッジまでの距離が表示されている場合があります。

ゴルフの上手い人というのはグリーンエッジまでの距離を意識している人が多く、そこから番手のキャリーとランを計算、いかにしてボールをピンに近づけるかを考えているのです。

そこまで考える(マネジメント)ことをいとわないから、自然とパーオン率、ボギーオン率が高くなり、スコアが安定するんですね。

◆ピンがグリーン手前にあるときでも…

最後にピンがグリーン手前にある場合はどうするか。

この場合もグリーン手前を狙うべきだと思います。

極端にいえばグリーンエッジにわずかに届かないくらいのキャリーでもいいかと思います。

仮にグリーンに届かなかったとしてもパターで十分に打てる位置までは持ってこれる確率が高いですからね。

ゴルフというのはいかに少ない打数でカップインさせるかを競うものであり、少ない打数でグリーンを捉えることはそこまで重要ではないのです。

カップから遠くのグリーン上からの超ロングパットとグリーン手前からのパターも使えそうな短いアプローチ。

どちらが少ない打数でホールアウトできるかは言わずもがなですよね。

グリーン攻略の鍵は“手前から攻める”。

ぜひ次のラウンドから実践してみてくださいね♪

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