スイングメカニズムを学ぶだけでは100を切れない?!  

ゴルフをはじめて3年目。スコア100切りを目標とするわたしの友人は、スイングの改良に余念がありません。

彼は毎日YouTubeのお気に入りチャンネルをチェックし、毎週末、練習場で何百球も打ち込みます。

レッスン書を読み漁り、練習器具をいくつもそろえて、ゴルフにのめりこんでいます。

そしてその成果は現れています。

ゴルフを始めたころにくらべ、ヘッドスピードが速くなり、ドライバーでは250ヤード以上の飛距離がでます。リストを柔らかくつかうことも覚え、ボールをふわりと浮かせるアプローチもできるようになりました。

にもかかわらず、スコアは思うように伸びてきません。110前後をいったりきたりしています。

なぜ100が切れないのか?

練習場でのショットだけ見れば、90台前半でまわってもおかしくないのに。

スイングフォームや技の引き出しの多さは、スコアに大きく影響しないということでしょう。

あくまで100切りを目標にするくらいのレベルの話ですが。

彼の場合、コースでのミスの質が悪すぎるのです。

ドライバーでのティショットのOBは、ハーフで2つ3つは当たり前。グリーンを狙った2打目・3打目が左右に大きく曲がってOB、暫定球もまたまたOB、なんてことも珍しくありません。

一ラウンド中に+3や+4、それ以上のスコアになるホールは4つや5つあり、見ていて気の毒になります。

つまり何が言いたいのかというと、初心者がスイングメカニズムをいくら学んでも、スコアにつながらないのではないか、ということです。

それよりも先に学ぶべきは、ショットの無難な目標設定と、易しいクラブ選択ができることだと思うのす。

■ショットの無難な目標設定

スコアメイクするなら、すべてのショットの目標は、無難なものでなければなりません。

無難というのは、成功確率が高いということです。

レッスンなどでよく、「打ちたいショットをイメージすることが大切」などと言ったりしますが、あれを言葉通りに実践するのは逆効果だと思うのです。

なぜかというと、自分の実力とかけ離れたショットをイメージしてしまいかねないからです。

アマチュアが、テレビで観るツアープロの弾道をイメージしても、同じようなショットができるはずがありません。

たとえば、グリーンまで200ヤードのセカンドショット。ツアープロであれば、アイアンでグリーンを狙うでしょう。

しかし100切りを目標とするプレーヤーなら、届く距離だとしても絶対にグリーンを狙うべきではありません。成功確率が限りなく低いからです。こんな状況でグリーンを狙うのは、果敢というより、無謀です。

届く距離なら狙いたくなりますが、グリーンの横や奥に外した次のアプローチは、素人では寄せられません。

グリーンに乗る可能性が限りなく低いのなら、はじめから刻むべきなのです。

残り距離が200ヤードなら、100~150ヤード先にボールを運び、それをグリーンに乗せて2パットでボギー。運よくピンに近づけば、パーの可能性もゼロではありません。

毎ショット設定する目標は、理想ではなく、現実的に成功確率が高いものであるべきだと思います。

そのために自分の実力を把握して、できることとできないことの判断を正確に行うことが、スコアメイクには大切です。

■易しいクラブ選択

ショットの無難な目標をたてたら、それをどのクラブで成功させるかを考えなければなりません。

多くのプレーヤーは、100ヤードならピッチング、150ヤードなら6番、というように、打ちたい距離だけでクラブを決めてしまっていす。そしてたいがい、フルショットで届くクラブを選択します。

これ、とてももったいないです。もっと易しく、成功確率を高められるクラブ選択をすべきです。

たとえばアプローチショットを考えてみてください。

アプローチウェッジで100ヤード先のグリーンに乗せるのと、10ヤード先のグリーンに乗せるのでは、後者のほうがはるかに易しいですよね。

では150ヤード先の目標エリアにうつとき、フルショットで届くクラブで打つのと、5割のショットで届くクラブで打つのとでは、どちらが易しいでしょう?

言うまでもありませんよね。

易しいクラブ選択とは、設定した目標を達成するために、もっとも成功する確率が高いクラブを選択することです。

無難な目標設定と易しいクラブ選択、このふたつのことができれば、100切りはあっという間に達成できるはずです。

■まとめ

YouTubeのレッスン動画などでスコアの底上げが出来るのなら素晴らしいことですが、むしろスコアアップの遠回りになっているケースも多いのではないでしょうか。

良い情報を得て身につけられればスコアが伸びると思いがちですが、美しく、躍動感のあるスイングは、100や90を切るためには必要ありません。

プレー中の考え方さえ変えられれば、大勢の方がすぐに100や90がきれると思います。

ぜひ試してみてください。

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