ゴルフ練習場と本コースの違いをしっかり認識しておこう!
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『練習場ではうまく打てるのに、コースに行くとうまくいかない…。』
多くのアベレージゴルファーがこのような悩みを抱えています。
そうなんです。
練習場と本コースはまったくもって似て非なるもの。
ゴルフほど日頃の練習と本番で環境が違うスポーツは他にはないのではと思います。
■本コースは平らな面がほとんどない!
練習場で打てるショットがコースに行くとまったくダメ…。
もちろんメンタル的な部分も大きいでしょう。
コースに出たら緊張もしますし、ミスをしたくない、上手く打ちたいという思いが空回りだってしますしね。
しかしメンタル以外にも要因というのがあるわけでして。
それは本コースは平らな面がほとんどないということ。
たとえフェアウェイであっても微妙なアンジュレーション(起伏)がある場合が多いのです。
したがってティーショットがうまくいってフェアウェイに残ったとしても、セカンドが足場が傾斜になっているショットになることだってあります。
足場が傾斜になっているショットは平坦な場所から打つより曲がすだけでなく、距離が落ちたり、逆に飛びすぎたりと、距離感も難しくなるので、ショットの精度にかなり影響が出てしまいます。
特にアベレージゴルファーにとってはかなりミスの出やすい状況といえるでしょう。
いっぽうで練習場の打席はというと…。
打席には傾斜やアンジュレーションなんてついていませんよね。
まっ平らな人口芝の上という環境しかありません。
そうです、日頃の練習では余程意識しない限り、足場が真っ平らなミスをしづらい環境でボールを打っているのです。
練習ではミスしづらいところからボールを打ち、本コースではミスをしやすいところからボールを打っているということなんですね。
ですから練習場のようにうまく打てないというのは、ある意味では必然なんですよね。
■練習場のマットがナイスショットの錯覚を起こしている!
さらに一般的な練習場と本コースの決定的な違いがもうひとつあります。
それは練習場の打席は人工芝のマットだということです。
人工芝の下のマットが硬さは多少バラつきがあるかもしれませんが、それでも本芝のようにクラブヘッドが地面にもぐることはありません。
これが人工芝の最大のデメリットで、ようはクラブヘッドがかなり手前から入っても、そのまま滑ってボールをとらえてくれるんです。
つまり本コースでは完全なダフリのミスが逆にナイスショットになってしまっているというマジックが存在しているのです。
アベレージゴルファーの場合はこの“クラブヘッドが滑る”という感覚が判別しづらく、練習場ではうまく打てているという錯覚に陥っていることが非常に多いのです。
練習場の打席でクラブヘッドを滑らすように打つことに慣れてしまうと、本コースの天然芝ではでは当然ボールの手前で地面に刺さってしまうので、ダフリにミスが頻発してしまうということになります。
本コースでフェアウェイからのショットにも関わらずダフってばかりの人、フェアウェイよりボールの浮いたラフからのショットのほうがうまくいく人、練習場でクラブソール(特にアイアン)に人工芝の跡がくっついてしまっている人は要注意ですよ。
このように人工芝と本芝は全く違うことを理解したうえで練習をする、また本コースでも意識するだけでもミスの確率は減ると思います。
■ティーアップしたボールを打ちましょう!
練習場と本コースは違うとはいえ、日本の環境では本芝で練習できるような練習場はごくわずかです。
ということは練習場の平らな人工芝マットでも本コースを意識した練習を行うしかありません。
そこでおすすめなのがティーアップしたボールを打つ練習です。
ティーアップをすることで、ソールが滑ってボールが当たると明らかなミスになるので、ごまかしがききません。
最初は上手くコンタクトできない、当たりが薄いことが多いでしょうが、こうすることで特にアイアンで必要なダウンブローの軌道が身につきます。
アイアンにおいてはクラブソールがボールを直接コンタクトし、ボールの先のターフが薄く削れていくのが正しい動きです。
これが身につけば本コースでもダフりのミスが減るだけでなく、いわゆる分厚い当たりで距離感も良くなるはずです。
さらにアンジュレーションの対策としてティーをかなり高くした状態でアイアンショットをしてみましょう。
ティーの高さはドライバーショット時の高さくらいにしてみましょう。
これで前足上がりのアンジュレーションを想定した練習ができます。
グリップは短く握ってスイングをしましょう。
ここで大切なのはナイスショットを打つことよりも、ボールがどれくらい曲がるかを把握しておくことです。
前足上がりは大きなフック軌道になりやすいので、練習場でどれくらい曲がるかがわかっていれば、本コースでの狙い目が設定しやすくなりますよ。
あとはこれをアレンジして、低めのティーアップで両かかとを極端に浮かせたアドレスで前足下がりをイメージするなどしてみてください。
練習場での地道な練習や経験が本コースで必ず活きるはずです!!
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