ゴルフコンペで使われるハンディキャップって何?計算方法やメリットを解説!
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ゴルフは1打を争う上級者はもちろん、始めたての初心者やお年寄り、女性まで広く楽しめるスポーツです。
しかし、ゴルフスキルに差がありすぎてしまうと、同じように競うことは難しいですよね。
そんな技量の差を解消してくれるのが「ハンディキャップ」。
ハンディキャップへの理解を深め、ゴルフをより深く楽しめられるよう、本記事ではハンディキャップについて解説していきます。
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ハンディキャップとは?
ハンディキャップとは、持ち合わせている技術力に差があったとしても、公平な基準で競い合えるようにすることを目的としています。
基本的にゴルフは4人1組で回りますよね。コンペなどに参加すれば、最終スコアから順位が決定されたり、景品をねらってみんなで競い合うこともあるでしょう。
そんな時に力の差が大きすぎてしまっては、すべての人が公平にゴルフを楽しむことが難しくなってしまいます。
そこで設定されたのがハンディキャップ。
ハンディキャップを活用することで、技量に差があるプレイヤーにも公平に上位入賞のチャンスが生まれるのです。
ハンディキャップの種類
ハンディキャップには大きく以下の2つに分類できます。
- オフィシャルハンディキャップ
- プライベートハンディキャップ
それぞれについて解説していきましょう。
オフィシャルハンディキャップ
オフィシャルハンデとは、JGA(日本ゴルフ協会)の規定に基づいて発行される公式のハンディキャップです。
現在のJGAは世界基準の規定を採用しているため、取得したハンディキャップは国際的に通用するものになります。
オフィシャルハンデの取得方法
取得するにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。
- JGAから認可を受けたゴルフ倶楽部や団体に所属する
- ラウンドしたスコア結果を提出
- 提出したラウンドスコアが5枚に達すると算出される
このような条件を満たしたゴルファーは、JGAから「JGA/USGAハンディキャップインデックス」を発行してもらえます。
プライベートハンディキャップ
オフィシャルハンディキャップは国際大会でも通用する公式的なものであり、その取得には一定の条件が必要でした。
一方でプライベートハンディキャップとは、仲間同士のコンペなどで活用する非公式の数値です。
算出方法やルールも仲間内で決定されるため、絶対にこうしなければならない!という決まりはありません。
プライベートハンディキャップの算出方法
プライベートハンディキャップを計算する際に主に使用されるのが、以下の計算方法です。
- ぺリア方式
- 新ぺリア方式(ダブルぺリア方式)
- 新々ぺリア方式
どの計算方式も、18ホール内に一定の「隠しホール」を設定し、そこでのスコアと掛け率を使ってハンディキャップを算出する方法になります。
くわしい計算方法について、具体的な数値を用いながら説明を進めていきましょう。
ハンデの計算方法は?
上記の3つの算出方式は、「隠しホール」として設定されるホールの数、および基準となる掛け率がそれぞれ異なります。
ぺリア方式
ぺリア方式では、18ホールのうち6ホール(パーの合計が24になるように設定)を隠しホールとします。
そこでのスコアを3倍し、パーとなる72を引いたうえでその数値を0.8倍したものが、ハンディキャップスコアになります。
<具体例:隠しホールの合計打数が30だった場合>
(30(隠しホール打数)×3-72)×0.8=14.4
ぺリア方式は運に左右される要素が大きいため、それを改善する目的で新たに採用されたのが「新ぺリア方式(ダブルぺリア方式)」です。
新ぺリア方式
新ぺリア方式(ダブルペリアとも言われます)では、18ホールのうち12ホール(パーの合計が48になるように設定)を隠しホールとします。
そこでのスコアを1.5倍し、パーとなる72を引いたうえでその数値を0.8倍したものが、ハンディキャップスコアになります。
<具体例:隠しホールの合計打数が65だった場合>
(65(隠しホール打数)×1.5-72)×0.8=20.4
今ではこの新ぺリア方式を採用する場合がほとんどです。
複雑な計算が苦手な方は、該当スコアを入力するだけでハンディキャップを算出してくれる便利なツールを活用してみてもいいでしょう。
参考サイト:https://tomari.org/main/java/golf_handi.html
新々ぺリア方式
ぺリア方式は運に左右されやすく、新ぺリア方式は実力がハンディキャップに反映しやすい、という特徴があります。
そのちょうど中間的な要素を持つのが新々ぺリア方式です。
18ホールのうち9ホール(パーの合計が36になるように設定)を隠しホールとします。
そこでのスコアを2倍し、パーとなる72を引いたうえでその数値を0.8倍したものが、ハンディキャップスコアになります。
<具体例:隠しホールの合計打数が50だった場合>
(50(隠しホール打数)×2-72)×0.8=22.4
まとめ
ゴルフのハンディキャップについて解説してきました。
ハンディキャップは仲間内や会社のコンペなどで採用される機会も多いため、より一層ゴルフを楽しみたい方には欠かせない知識のひとつ。
算出方法を頭の片隅にいれておくだけで、ゴルフコンペを深く楽しめるようになりますよ。
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