ラフからのショットはどう打つ? 打ち方のコツは決して無理をしないこと!
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ゴルフはマネジメントが重要なスポーツ。
止まっているボールを打つので、その前にボールのライなどを確認して、どういうショットを打つかを事前にジャッジする時間があります。
今回はマネジメントのなかでも多くの皆さんがジャッジを見誤りがちなラフからのショットについて考えていきたいと思います。
ラフからは脱出を優先
ゴルフのラウンドを経験していけばいくほど、フェアウェイとラフからのショットがどれだけ変わってくるかが身に染みてわかってくるのではないでしょうか。
しかしティーショットでどれだけフェアウェイを狙ったとしても、おそらく半分以上は両サイドのラフにつかまるのがアマチュアゴルファーです。
そこで今回はラフからのショットについて、いろいろと話を進めていきたいと思います。
皆さんはパー4の2打目やパー5の3打目がラフからのショットだとしたら、どのようなショットを選択しますか?
えっ?グリーンを狙っていくに決まってるですって!?
結論から言いましょう。
スコア110切り、いや100切りを目指すレベルであれば、ラフからのショットはすべて脱出優先でかまいません。
安全にボールをフェアウェイに運んで3打目、4打目勝負に徹するべきです。
逆に言うとラフからのショットというのは非常に難しいものなのです。
特にボールが芝にすっぽり覆われているような状況なら、プロゴルファーでさえグリーンを狙わずにフェアウェイに脱出させるマネジメントを選択するくらいです。
プロや上級者ならボールの沈み具合や芝の抵抗具合によってはグリーンを狙っていくこともありますが、初中級者レベルならボールのライ(ボールがある場所の状況)に関わらず30〜50ヤード先のフェアウェイに脱出させることをオススメします。
それどころかボールのすぐそばのフェアウェイに出すだけでもかまわないくらいです。
少しでもグリーンに近づけようとして飛ばせるクラブでフルスイングしても、チョロやOBになったら身も蓋もありません。
ボールが芝に沈んでいる場合
初中級者にとってラフからのショットは脱出優先がマストなのですが、せっかくですからここでラフでのボールのライとその対処法をお話します。
まず最初はボールが芝にすっぼり覆われている場合。
よく『ボールが沈んでいる』と表現されますね。
ボールが沈んでいるときは芝の抵抗がマックスな状態であり、男性でもよほどのパワーヒッターでない限りはボールを飛ばすことができないと思ってください。
一般的なアマチュアゴルファーならショートアイアン、女性ゴルファーならウェッジを使っても番手なりの飛距離を出せるか怪しいくらいです。
ボールが沈んでいるときはグリーンを狙おうとは考えずに、迷うことなくフェアウェイに脱出させることを最優先させましょう。
ボールが芝で浮いている場合
次はボールが芝の上に浮いている場合です。
イメージはボールの3分の2以上が顔をのぞかせている状況ですね。
これはかなりラッキーです。
芝の抵抗もあまり受けないので、番手なりの距離を打てる可能性がかなり高くなります。
しかし新たな問題が・・・。
それはフライヤーしてしまう危険があるということです。
フライヤーとは番手本来の飛距離よりボールが飛びすぎてしまうことを言います。
ラフからのショットではインパクトでクラブとボールの間に芝が挟まることでスピンがかからず、棒球になり予想以上の距離が出ることも…。
フライヤーはクラブとボールの間に芝が1本挟まっただけでも発生すると言われています。
フライヤーになってしまうといつもより20ヤードくらい飛んでしまうこともありますから、ナイスショットなのにグリーンオーバーしてOBになってしまう可能性も。
またフライヤーはスピンがかからない棒球ですから、キャリーが伸びるだけでなく、グリーンに着弾後もランが必要以上に出てしまいますから注意が必要です。
ボールが半分沈んでいる場合
意外とやっかいなのがラフでボールが半分くらい見えているときです。
基本はフライヤーを計算しながら打たなければいけないのですが、ボールの下半分の状況がわかりづらいので難しいです。
インパクトでクラブとボールの間にどのくらい芝が挟まるかは、打ってみないとわからないところがあります。
芝が挟まる量が少なければフライヤー、逆に多いと芝の抵抗が強すぎてボールは飛ばなくなってしまいます。
ボールが飛びするか飛ばないかわからないと不安や迷いが生じますから、スイングが緩んだり力んだりしやすくなり、さらにミスショットを誘発しやすくなることも。
あれやこれやと考えなければならないラフからのショット。
フェアウェイとは天と地くらいの違いがあるのがおわかりいただけたかと思います。
順目と逆目
最後は芝目についてです。
芝目とは芝の向きで、芝がターゲットであるグリーン方向に向いていたら順目、反対方向に向いていたら逆目といいます。
順目だと芝の向きとクラブを振り抜く方向が同じになりますから、芝の抵抗が少なくなりますのでフライヤーが出やすくなります。
反対に逆目だと芝の抵抗をまともに受けますから、今度はボールが飛ばなくなります。
プロゴルファーが直接グリーンを狙わないときは、逆目でボールが完全に沈んでいる状況だと思われます。
さらにボールは浮いているけど逆目、ボールは沈んでいるけど順目・・・。
ボールの沈み具合と芝目の組み合わせしだいでボールが飛んだり飛ばなかったり、もっと言えば打ってみなけりゃわからないことも多いのです。
まとめ
いかがでしたか。
ラフからのショットは非常にジャッジが難しいですし、ナイスショットをするのは困難な状況なのです。
スコア110切り、100切りを目指すのであれば、ラフからのショットは決して無理をせずに“脱出優先”を心がけてください。
それではまた!
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