ゴルフの永久シード権とは?権利付与の条件や歴代の保持者を徹底解説!
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ゴルフツアーの優勝者について、耳にすることがある「永久シード権」という言葉。永久シード権を手にするゴルファーは多くないため、実際どんな制度なのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ゴルフの永久シード権について、権利付与の条件や歴代の保持者についてご紹介していきます。
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永久シード権とは?
永久シード権とは、プロゴルフツアー公認試合に出場する権利を半永久的に保証する制度のことです。
通常であれば、ツアー出場権を得るために、ツアー主催団体の定めた条件をクリアしなくてはなりません。その場合でも、与えられる出場権は数年間だけ(日本男子ゴルフの場合は、賞金王になっても5年間のみ)です。
しかし、永久シード権は、その条件をクリアしたゴルファーが出場する意欲がある限り出場権が与えられます。
日本では、男子レギュラーツアーは「日本ゴルフツアー機構(JGTO)」の規定に該当し、女子ツアーは「日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)」の規定に該当する必要があります。
では、永久シード権を獲得するために、それぞれの団体が定めている規定について見ていきましょう。
永久シード権を獲得する条件
永久シード権を獲得するには、男子・女子それぞれの団体が定めた条件をクリアしなくてはなりません。「男子ツアーの場合」「女子ツアーの場合」を順にチェックしていきましょう。
◆男子ツアー(JGTO)の場合
規定:1973年以降の試合で25勝以上
ツアー制度の始まった1973年から、試合で25勝以上することが永久シード権付与の条件です。
とくに、最近のツアーでは試合数が減少傾向となっていることもあり、その中でも25勝するのはかなりの実力がなければ難しくなっています。
男子ツアーでは現在7名(うち1名故人)のゴルファーが永久シード権を保持しています。
◆女子ツアー(JLPGA)の場合
規定:1973年以降の試合で30勝以上
男子ツアーとほぼ同じ条件ですが、女子ツアーの場合は30勝が条件となっています。
これまで6名の選手が永久シード権を保持しており、その中でも現役の選手は1名のみ。永久シード権のハードルが高いことを表しています。
永久シード権保持者一覧
ここでは、過去に永久シード権を獲得したゴルファーについてご紹介していきます。永久シード権を獲得している選手は、輝かしい成績をおさめたゴルファーばかり。
永久シード権獲得がどれだけ難しいか実感できるのではないでしょうか。
◆男子ゴルフの永久シード権保持者
・青木功(あおき いさお)
主な実績:
・三菱ギャラン(1990年)
・ブリヂストントーナメント(1991年)
・カシオワールドオープン、三菱ギャラン(1992年)
・尾崎直道(おざき なおみち)
主な実績:
・日本オープンゴルフ選手権競技(2000年)
・ブリヂストンオープン(2003年)
・中日クラウンズ、つるやオープン(2005年)
その他、2回の賞金王を獲得。
・尾崎将司(おざき まさし)
主な実績:
・ヨネックスオープン広島、東建コーポレーションカップ(1999年)
・サン・クロレラ クラシック(2000年)
・全日空オープン(2002年)
その他、12回の賞金王を獲得。
・片山晋呉(かたやま しんご)
主な実績:
・三井住友VISA太平洋マスターズ(2015年)
・マイナビABCチャンピオンシップ(2016年)
・ISPSハンダマッチプレー選手権3回戦〜決勝(2017年)
その他、5回の賞金王を獲得。
・倉本昌弘(くらもと まさひろ)
主な実績:
・JCBクラシック仙台(1994年)
・サントリーオープン(1995年)
・アコムインターナショナル(2003年)
・中嶋常幸(なかじま つねゆき)
主な実績:
・フジサンケイクラシック(1995年)
・三井住友VISA太平洋マスターズ、ダイヤモンドカップトーナメント(2002年)
・三井住友VISA太平洋マスターズ(2006年)
その他、4回の賞金王を獲得。
◆女子ゴルフの永久シード権保持者
・岡本綾子(おかもと あやこ)
主な実績:
・フジサンケイレディスクラシック(1996年)
・日本女子オープンゴルフ選手権競技(1997年)
・カトキチクイーンズゴルフトーナメント(1999年)
その他、1回の賞金女王を獲得。
・森口祐子(もりぐち ゆうこ)
主な実績:
・コニカカップワールドレディス(1992年)
・スタンレーレディスプロゴルフトーナメント(1993年)
・三越カップレディスオープン、エス・シー・レディスプロゴルフトーナメント(1994年)
・大迫たつ子(おおさこ たつこ)
主な実績:
・軽井沢72東急女子オープン、東都自動車レディースプロゴルフトーナメント、広島UCCレディース、東鳩レディス、ゴルフトーナメント(1987年)
・日本女子プロゴルフ選手権大会、東都自動車レディースプロゴルフトーナメント、UCCレディス、東鳩レディスゴルフトーナメント(1988年)
・日本女子プロゴルフ選手権大会(1991年)
その他、3回の賞金女王を獲得。
・ト阿玉(ト アギョク)
主な実績:
・ヤマハカップレディスオープン、ヨネックスレディースオープン、烏山城&五木クラシック(1992年)
・東鳩レディスゴルフトーナメント(1993年)
・再春館レディース火の国オープン(2002年)
その他、7回の賞金女王を獲得。
・樋口久子(ひぐち ひさこ)
主な実績:
・富士通レディースツムラ・五木クラシック(1986年)
・ヤマハカップレディスオープン(1987年)
・anクイーンズ、廣済堂アサヒゴルフカップ(1990年)
その他、11回の賞金女王を獲得。
・不動裕理(ふどう ゆうり)
主な実績:
・富士通レディース、マンシングウェアレディース東海クラシック、明治チョコレートカップ、アコーディア・ゴルフ レディス(2008年)
・中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン、明治チョコレートカップ(2010年)
・心をひとつに 西陣レディスクラシック ~東日本大震災復興支援チャリティ~、サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント(2011年)
永久シード権はゴルファーの憧れ
今回は、ゴルフの永久シード権について、獲得するための条件や歴代保持者をご紹介しました。
最近では試合数が減少傾向にあるため、永久シード権付与の条件を達成するのが難しくなっています。それを踏まえて、賞金王・賞金女王獲得以外にも永久シード権獲得という新しい目線でゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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