スライスの原因と対処法を詳しく学ぼう!

ゴルフ初心者や一般ゴルファーの多くが、最初の壁として直面することが多いスライス。

特に、ティーショットで出る大きなスライスは、OBや2打目が打ちずらい場所に打ち込み、致命的なミスになってしまいます。

そもそもなぜ、スライスボールが出てしまうのでしょうか。

スライスとはどのような弾道

ゴルフはティーアップしたボールを打ちますが、野球やテニスのように高速で飛んでくるボールを打つのではなく、静止したボールを打つことから振り遅れでスライスになるのでなく、あくまでもインパクトでフェースが開くことで起こるのです。

フェースが開くスライスとは右利きのゴルファーなら、右方向に曲がる弧を描きながら飛ぶボールです。左利きのゴルファーならボールが左方向に曲がる弧を描ながら飛ぶボールになります。

スライスには3タイプがあります。

■ 初心者に最も多いスライスで、ボールは左に飛び出して途中から右にスライスする弾道で、プルスライスになります。下の図のNo3にあたります。

■ ゴルフ経験のあるゴルファーで、飛び出しが右方向で途中からさらに大きく右にスライスする弾道で、プッシュスライスになります。下の図のNo.9に当たります。

■ ボールの飛び出しは真っすぐの軌道を描きますが、先で右にスライスする弾道で、ストレートスライスになります。下の図のNo.6にあたります。

これらのスライスは以下の原因からおこります。

但し、スライスはスイング軌道がインサイドやアウトサイドに関わらず、フェースが開いている状態で、ボールをインパクトすることで起こることを、まず理解してください。

No3のプルスライス

初心者の場合、スイングそのものが完成されておらず、体の回転より腕に頼る手打ちのスイングになり、

腕でクラブを振る結果アウトサイドの軌道になります。

つまりインパクトでヘッドが外側から入ることで、ボールはいったん左に打ち出しますが、フェースが開いてボールを打つことで、フェースでボールをコスル現象が起こり右回転のスピンが発生します。

スイング軌道通りに、左に一旦打ち出したボールは途中から大きく右に弧を描いたスライスボールになります。

No.5のプッシュスライス

ゴルフを幾分経験したゴルファーが力みや緊張で、ダウンスイングで体が飛行方向に突っ込み過ぎて起きやすいスライスで、スイング軌道がインサイドアウトの軌道で最初からボールは右に打ち出してしまいます。

さらに、フェースが開いて状態でインパクトすることから、右に出たボールが途中からさらに右に曲がる球筋で、最もOBしやすい“打ってはいけない”スライスボールになります。

No9.のストレートスライス

比較的ゴルフの経験の豊富なゴルファーが打つスライスです。

スイング軌道はストレートでインパクトでフェースが開いてインパクトする場合です。

ダウンスイングのタイミングのズレやシャフトが硬すぎたり重すぎたりした場合に出やすいスライスです。

ひと口にスライスといっても、3つのパターンがあるのですね。

クラブ自体が原因になる場合と修正法

スライスはフェースが開いてインパクトする事で右にボールは曲がる現象で、その原因を解析し、その修正方法を解説しいきます。

そこで、ドライバーのフェースの開きで起こるスライスは、シャフト自体の問題やスイングに問題があることが原因で起こります。

シャフトでスライスが出る原因

シャフトの硬さはインパクトのタイミング、シャフトの重さはスイングのリズムになります。

このタイミングやリズムが合わないと、インパクトでフェースが開きやすくなります。

シャフトの硬さは通常市販のクラブではL,A,R,S,R,S,Xの表示がされています。

Lは一番柔らかく軽いシャフトでXにしたがってシャフトは硬く、重いシャフトになり、一般ゴルファーの使用が最も高い標準シャフトはR、SR, Sシャフトになります。

まず、シャフトの硬さはインパクトのタイミングで、フェースがボールにコンタクトする時のフェース向きに大きな影響を与えます

ただ、このタイミングは時間でしか捉えることが出来ず、市販クラブのスペックR、Sでは説明がつきません。

今回の記事では、振動数を用いて解説していきます。

シャフトの振動数は実際シャフトがスイング中にしなる時間の単位を表現でき、さらにトップスイングからインパクトまでの時間を計算できます。(Golsysシャフト分析システムを利用)

この振動数は固有振動数(cpm)と呼び、シャフトのしなり速度はスピードの変化でも変わらない固有の物であり続けるという法則になります。

シャフトの硬さの測定基準は、静止状態でシャフトの先に一定の重さをかけて、その曲がり幅で硬さを決定します。この測定数値では実際のスイング中のシナリ速度が分からず、またこの測定法ではRスペックにも幅ができ正確なシャフトの硬さを知ることが出来ないからです。

シャフトのタイミングを知るうえで、振動数は正確無比の測定方法になり、ゴルフのシャフト理論を語る上では避けて通れない測定値になります。

そこで、シャフトの硬さの違いで起こる、インパクトでのフェースの位置が異なることを実際の数値で捉えた表です。

上の表に記載されているシャフトの硬さ240cpmはR、250cpmはSR、260cpmはSになります

つまり、タイミングの合う理想のシャフトR(250cpm)はインパクトの所要時間は0.06秒で、

硬いシャフトS(260cpm)のインパクトは0.057秒と、硬いシャフトSの方が、0.003秒

インパクトの所要時間が速いことがデータから読み取れます。

スイングは角運動でインパクト前後は緩やかな弧を描いた軌道で、インパクト直前はフェースが開いた状態、インパクト直後はフェースが閉じる動きをします。

つまり、タイミングの速いシャフトではフェースが開き、タイミングの遅いシャフトではフェースは閉じる状態になるのです。

自分に合わない硬いシャフトは物理的にフェースが開く作用が働き、スライス系のボールになってしまうということになります。

また、重いシャフトも物理的に硬いシャフトになり、スライスの原因になる事を理解してください。

オーバースペックのクラブ使用でスライスが出る場合、少し柔らか目のシャフトを使用することでスライスのリスクを軽減できます。

適正ロフトでスライスを防止

シャフトの中心線を含む垂直平面とフェース平面のなす角度です。このように、シャフトの中心線を含む垂直平面を基準にして計測したロフト角がリアルロフトです。

スライスが出る要因に、フェースロフトの大きさも関係してきます。

ロフト角とは、上の写真のように、クラブのシャフトの垂直平面とフェース面センターのラインを直角に立てて置いて、その水平ライン数値が大きいほどロフトが大きくなります。

ロフトが大きい(寝ている)クラブほど、ボールがつかまりやすい傾向があります。

別の表現をすれば、初心者のゴルファーでもショートアイアンでスライスが出る方は少ないと思います。

つまりショートアイアンは高ロフトでスライスしにくい構造になっているのです。

一方で、クラブセットの中で最も長いドライバーにおいても、ロフトの小さいヘッドはスライスしやすくロフトの大きいヘッドほどスライスしにくいことです。

スライスに悩むゴルファーは、高ロフト装着のドライバーを使うことで、スライスのリスクを軽減できるのです。

参考資料:ヘッドスピードと適正ロフト

スライス防止にフェースアングルの大きなヘッド

ドライバーでスライスに悩むゴルファーには、フェースアングルの大きい左を向いたヘッドが有効です。

 ヘッドの重心が低めで設計さた低重心ヘッドや重心距離の深いヘッドは、重心角が大きくなり原則的にスライスしにくいヘッドで、ボールの捕まりの良いスライスしにくいヘッドに設計されています。

選択の注意点はフック度が大きいヘッドの場合、ロフトの大きな場合フックの度合が大きくなりますから、ロフト角の選択に注意してください。

スイングが原因のスライス

スイングが原因のスライスは、ほとんどの場合でフェースが開いてインパクトしています。

このフェースが開く原因はスイング軌道がアウトサイドインになっている場合と、スイング軸が飛行方向に倒れボールより左に来ることでフェースが開く場合です。

この2つの原因に共通する点は、テークバック、バックスイングを手であげていことです。

プルスライスについて

初心者に多いプルスライスは、インパクトで上体が開きクラブが外から入るスイング軌道です。

外からクラブが入ることは、ダウンスイングで右肩が前に突き出て左肩が開く現象です。

当然、スイング軌道はアウトサイドインになります。

体の回転を使わず、手でクラブを強振しボールを飛ばそうとするゴルファーに多くみられます。

ダウンスイングが手打ちの場合、手に慣性モーメントが大きく働き、外向きの力が働き右腕が伸びて外からクラブが入りやすくなります。

さらに、スイング軌道がアウトサイドになれば、クラブが寝て下りることからフェースは開きます。

クラブ軌道がアウトサイドインでフェースが開くプルスライスになります。

プッシュスライスについて

プッシュスライスは右サイドがOBの場合、最も危険な弾道になります。

ボールが右に出て右に曲がれば致命的なミスショットです。

インサイトからクラブを振り下し開いたフェースでインパクトする原因は、力みや緊張からくる体重移動がスムーズにできていないことが原因です。

ウエイト移動を行えないインサイドのスイングはインパクトで左脇が開いて、右肩が下がりフェースが上向き状態で開いてインパクトしてしまいます。

スイング軌道がインサイドアウトでフェースが開くプッシュスライスになります。

ストレートスライスについて

スイング軌道はストレートで正しく行えていますが、インパクトでフェースが開く場合、ダウンスイングで回転軸が飛行方向に倒れることで起こりやすくなります。

回転軸が前に行くことでインパクトのグリップ位置が体のセンターで行えず、若干ボールより先に出るためフェースが開くのです。

スイング軌道はストレートでフェースが開くストレートスライスになります。

スライスを打たないスイング

スライスは手でクラブを上げることで、体の回転より腕の回転が先行することが主な原因です。

 手が先行のスイングは、体の中心からクラブが離れてバックスイングでシャフトが寝て上がり、フェースが開いてしまいます。

この開きがダウンスイングでシャフトが寝てしまいインパクトでフェースが開いてスライスになります。

 このようなスイングで、力みが入ればスイング軸が飛行方向に倒れ、インパクトで上体がクラブより先に開き、グリップがヘッドより先になる状態のインパクトになります。

グリップがヘッドより先行することで、ファースが開いた状態でインパクト、スライスが出てしまうのです。

スライス防止するにはトップスイングを正しく行うことです。

アドレスで両肩が飛行方向に並行になっていることが基本です。

グリップをウィークグリップにされている方は、左手の甲が上側を向くストロンググリップの使用がスライス防止に繋がります。

アドレスで左肩が開いていないか、スタンスが右を向いていないかを十分チェックしてください。

スイング軌道がターゲットラインにクロスすることから、インパクトでボールをこすりサイドスピンが発生するからです。

テークバックは左肩、左腕、クラブを一体化させ、最低30㎝程度クラブを真っすぐ引き、クラブが胸の面から大きく離さずテークバック、バックスイングを行うことで、クラブは自然と立って上がり、フェースが開くことはありません。

テークバック、バックスイングは左腕もシャフトのイメージで腕、クラブを一体化させて、左肩が右ひざの上に来るようネジルことで、自然にウエイトも右サイドに移り、十分な捻転の効いたトップスイングを作ることが出来ます。

この時のポイントは下半身を使わず、上半身のネジレに支える程度にしてください。

下半身を動かさないことも、体を使う事になります。

ダウンスイングは、背骨のスイング軸を動かさず腕(左腕)を振ることで、アウトサイドインのスイング軌道とスイング軸が左に倒れずスイングできます。

ラウンド中にスライスが連続出た場合、左サイドをターゲットに正しくアドレスを取り、ボールの位置を若干センターにティーアップ、フェースをターゲットに対して若干左に向け(フェースを閉じる)で普段通りのスイングを行ってください。

一時的なスライス防止には非常に有効です、そのような場面になれば一度トライしてください。

まとめ

スライスには、さまざまな原因が考えられます。

自分のスライスがどのようにして生まれているのか、しっかりとらえることが上達の近道ですよ。

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