スコア100切りを目指すなら“キャリーとラン”をもっと意識しよう
本サイトはアフィリエイト広告を含む場合があります。
会心のアイアンショットを放ち、グリーンセンターにナイスオン!乗ったと思って喜んでグリーンに向かったら、ボールはグリーンからこぼれて難しいラフにあった、なんてことはありませんか?
ゴルフのショットにおける飛距離は、キャリーとランに分けられます。
スコア100切りを目指すような皆さんはこの“キャリーとラン”を理解していたら、スコアメイクが楽になること間違いなしです。
キャリーとランとは?
ゴルフのショットでは必ずキャリーとランが発生します。
キャリーは、ショットの際に空中を飛んだボールが地面に着地するまでの距離のことです。
そしてランは、キャリー(地面に着地した)後にボールが転がった距離になります。
よくゴルフの記事なんかでクラブの番手ごとの飛距離が載っていたりしますが、その場合の飛距離はキャリーのみの場合が多いですね。
このキャリーとランについて、それぞれの番手ごとに把握しておくのがスコアアップの近道になります。
自分の「ラン」を知る
ゴルフを始めて間もない初心者の皆さんでも、キャリーについてはなんとなく理解できていると思いますが、ランについてはよくわかっていない、あまり考えていないという場合が非常に多いのではないでしょうか。
打ちっぱなしの練習場で距離表示をみながら目安にしている飛距離はキャリーだけの飛距離です。
しかし実際のコースではキャリーの後に大なり小なりランが出ます。
例えば練習場で7番アイアンの飛距離が140ヤードだからと、コースでピンまで140ヤードの距離を7番アイアンでフルショットをすると、たいていの場合はグリーンをオーバーしてしまいます。
これは『ピンまでの距離=キャリーの距離』としてしまって、ランがまったく計算に入っていないから起きてしまうんですね。
この場合だと一番手下げて8番アイアンで打つのが正解。
ランを計算してグリーンの手前にキャリーさせれば、ボールはピンに向かって転がり、思い描いた位置に止まってくれるというわけです。
ゴルフにおける飛距離は『キャリーとランを足した数字』だということは必ず頭に入れておく必要があります。
ランは状況で変化する
『キャリーだけでなくランを意識するとことはわかった!それではキャリーとランの割合はどのくらいなの?』
そう思われた方も多いかもしれません。
しかし残念ながらキャリーとランはこの割合、という一定のパターンはありません。
例えば同じ人が7番アイアンでショットを打っても
- ボールのライ(フェアウェイかラフか、ボールの浮き沈みなど)
- 弾道(低いか高いか。スピンがかかっているか)
- 球筋(ドローかフェードか)
- グリーンのスピードや硬さ
などの要素でキャリーとランの割合は変わってしまいます。
(プロゴルファーでもキャリーとランの割合を完璧にコントロールすることは不可能です。)
ですから、どういうショットを打ったらどのくらいのランが出るかというのは、実際のラウンドで経験を積んで感覚を磨いて、精度をあげていくしかないのです。
ただ、そうはいっても初心者やスコア100切りを目指している皆さんにはある程度の目安が必要だと思いますので、アマチュアゴルファーの一般的なランの転がり具合をご紹介します。
キャリーがフェアウェイやグリーンに着弾したとして、一般的なアマチュアゴルファーだと、
- ドライバー:20ヤード
- 7番アイアン:10~15ヤード
- ピッチングウェッジ 5~7ヤード
といったところでしょう。
あとはランが出やすい状況を挙げてみると、
- 弾道の低いボール
- 長い番手(ドライバーなどの飛距離を出すクラブ)
- フェアウェイ
- スピードの速いグリーン
- 芝が薄い冬の芝
- フォローの風(追い風)
- 打ち上げ(砲台上のグリーン)
- ラフからのショット
といったところでしょうか。
一般的には弾道が低いとボールは転がりやすくなるため、
ウェッジ→アイアン→ユーティリティー、フェアウェイウッド、ドライバーと、番手が上がるごとにランが出やすくなります。
また、ティショットの場合は、芝の短いフェアウェイにボールが飛べばランが出ますが、芝の長いラフに飛んでしまうとランがほとんど出ないこともあります。
逆にセカンドショット以降のラフからのショットは、芝の抵抗の関係でランが出やすくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ラウンドではキャリーだけでなくランの距離も計算すること、そしてショットの前にランの出やすい状況とそうでない状況の見極めするようにしていけば、徐々に距離感が出せるようになっていくはずです。
特にスコア100切りを目指すところまで上達している皆さんは、早く目標を達成するためにも、キャリーとランを意識してプレーしてみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。