パターが苦手なゴルファー必見!ラインの読み方を1から10まで教えます!
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ゴルフはパターから始まりパターで終わるといっても過言ではありません。
ラウンド終了後、スコアカードをみればパター回数が全体の打数の40~50%近くになるゴルファーが大半ではないでしょうか?
パターは、1日のラウンドの中で、一番使うクラブですから、スコアアップにパターの上達は欠かせません。
そこで、グリーン上の性質について、理屈を知ることから始めてみましょう。
そうすることで、だんだんとグリーンの攻略法が見えてくるようになりますよ。
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以外と知られていないグリーンの大きさ
ほとんどのゴルファーは、グリーンの大きさをなんとなく捉えているか無関心で、実際の大きさを把握している方は、ほとんどおられないのではないでしょうか。
プロや上級者のゴルファーは、グリーンまで残り何ヤード、ピンの位置はグリーンエッジから何ヤードと数値で正確に捉えているのです。
このことから、グリーン上での距離の目安を数値で捉えることは、パッティングには大変重要な要素になります。
グリーンの大きさ
ツーグリーンとワングリーンとではグリーンの大きさは異なりますが、大きいグリーンだとだいたい奥行きは40y前後、幅は35yで300坪近くの大きさになるのです。
その大き目なグリーンで端から端まで打って40ヤードですから、パット練習では最長40yの以内の距離を練習するだけでよい事が分かります。
ちなみに、グリーン上に切られるカップの大きさは、直径4.25インチでカップの深さは4.0インチに規則で決まっています。
また、カップの切る位置によってパッティングの難易度が高くなりますが、基本的にカップはグリーンエッジから4y以内で切られています。
特に雨の場合は、パッティングラインの水はけをよくする意味で、グリーンの上側に切る場合が一般的です。
グリーンの芝を克服する
グリーンの芝の状態を知り、いかに少ない打数でパットを終えるかがスコアアップに直結します。
日本のゴルフ場の場合、グリーンの芝種の多くはベント芝かコーライ(高麗)芝が使用されています。
コーライグリーンは葉が硬くてしっかりしているため、芝目の影響を強く受けますが、ベントグリーンは葉が細くて柔らかく、芝目は弱くあまり影響を受けないのが一般的です。
ベントグリーンの場合、芝目が弱いので、傾斜を優先的に読み芝目はそれほど意識する必要はありません。
注意ポイント!
- 日本のコースには、ベントグリーンでも、芝目が強いコースがある
- ボールがカップ周りに来ると勢いが弱まって芝目の影響を受けやすい場合も
- カップの淵をなめて外すこともあり、カップ周りの芝目には注意が必要
芝の順目・逆目の見極め方
グリーン上の芝の生え方には「順目」と「逆目」があり、パターの距離感や曲がり方に大きく影響を及ぼします。
芝の見極め
- 順目とは・・・カップとボールの間の芝の生えている向きが、カップの方向に向いている場合
- 逆目とは・・・ボールからカップの間の芝の目がボールの方向に向いている場合
順目の場合、パッティングしたボールの速度が速くなり、カップをオーバーしやすくなります。
一方で逆目の場合は、ボールスピードが芝目によって減速するためショートしやすくなります。
さらに、ボールとカップの間の芝が左から右に芝目が向いている場合、ボールの転がりはスライスします。逆に右から左に芝目が向いている場合はボールの転がりはフックします。
以上の様に、グリーン上の芝の生え方によって距離感や曲がり具合に影響があるということを覚えておくとよいでしょう。
芝目の見分け方は
ボールがグリーンにオンした場合、パターに備えて上がる前にグリーン全体の傾斜やその高低差を確認することです。
次に大切なことは、グリーンの芝の生え方になります。
グリーン上にはボールの曲がりに影響を与える、さまざまなアンジュレーション(傾斜)が存在しますが、無視できないのが芝目になります。
グリーンの芝目はパッティングの際、ボールの打ち出し速度やボールの曲がりに少なからず影響を与えるからです。
そのため、ラインを寸分の狂いなく読むためには、芝目を正確に読んだうえで、カップインできるラインを読む必要が出てくるのです。
芝の生え方・順目、逆目の読み方
まず覚えてほしいのが、水は高いところから低いところに流れていくということ。
いきなり何のことかと思うかもしれませんが、強い雨が発生したり、散水されたりした場合に、グリーン上でも水の流れが生まれます。
その水の流れによって、葉先も高い方向から低い方向に向きやすくなるというのが一般的な考え方です。
「高い位置から低い場所には順目で、低い場所から高い場所には逆目になりやすい」ということをまず頭に入れましょう。
では、実際にそのラインが順目か逆目かの判断方法です。
1つ目の方法:芝の光りかたを見る方法
ボールの後ろに立ち、カップの方向の芝が明るい(白っぽく光る)場合は順目で、芝が濃く(黒く感じる)見える場合は逆目と判断してください。
2つ目の方法:カップの切り口を見る方法
上の写真のように、グリーンのカップの切り口を見た時、カップの淵が崩れている場所があります。
これは、グリーンキーパーがカップを切る場合にできる傷で、この傷に向かって順目と捉えてください。
また、傷の反対側の芝が、カップの淵から少しカップの中に向かって伸びていることでも、巡目と読み取ることができます。
ジャストタッチで打ってボールの勢いが弱まったときに、影響を強く受けるのがカップ周りの芝目です。カップの回りでボールが急に曲がることを経験したことがあると思いますが、それは芝目による場合が多いです。
カップの淵にボールが止まっても1打、ドライバーで200y打っても1打です。
カップの淵にボールが止まる1打が、どれほど無駄な一打で精神的にもリズムを壊し、その後のスコアを乱す要因になってしまうかもしれません。
それ以外の順目・逆目を見分ける方法
ほかにも、順目・逆目を見分ける方法がありますので、簡単に説明します。
以上は一般的な芝の読み方になります。
ちなみにショートパットの場合は、あまり芝目は計算にいれず、カップを外さず真っすぐしっかり打つことが重要です。なぜなら、打ってすぐはボールの勢いがあるため、あまり芝目の影響を受けないからです。
グリーン面の高低差を読む法則
実際グリーンの高低差、つまり上り下りの距離感を的確につかむのも、数値で捉えるとわかりやすい人もいるかもしれません。
距離感を法則化することで不安を大幅に改善でき、それはすなわちパット数の改善につながります。
グリーンの芝の上でボールの転がる速さ、つまりグリーンの速さはスティンプメータと呼ばれる測定器で測られています。この測定器でボールを転がし、ボールがグリーン上で転がった距離が、そのままグリーンの速さになるのです。
下り、上りのパットをカップにできるだけ近づける法則は以下の通りになります。
下りの10mのグリーンでは、ボールは10cmの高低差で約1メートル余分に転がります。
上の図のように、ボールの位置からカップまでの高低差が30cmであれば、ボールは約3m余分に転がることになります。
つまり10mの下りのパットは平坦なグリーン場の7mの感覚でパットを行えばカップに届くことになる訳です。
上りのパットでは、逆に3mボールのエネルギーを失うので、平坦なグリーンで13mのパットを打つ感覚でストロークすることになります。
この法則は、2段グリーンや上がって下がって上がるような複雑なグリーンでも高低差の合計がどの程度かを見極めることで、大きくショートしたり、オーバーしてしまうリスクを減らすことが出来るのです。
右か、左かのライン読み
グリーンにナイスオンしても、微妙な傾斜のグリーンでは、カップに対してボールがどちらに切れるか迷うことは、ゴルファーなら誰にでもあることです。
まず、グリーンに上がる前に、グリーン全体の傾斜やピン位置からの傾斜を確認することが何より重要で、パットの右左のリスクを減らすことができます。
また、ラウンドは大抵の場合、4人でラウンドすることから他のプレイヤーのパットを注意深く観察して、ボールの切れ方やボールが減速した場合のボールの曲がり、またボールの初速を確認しておくことも大切になります。
そこで、グリーンに乗ったボールがスライスするのか、フックするのかどちらか判断出来ない場合の、一般的なボールの切れ方の法則について解説します。
フックラインとスライスラインの想定
「グリーン全体が右傾斜や左傾斜」の場合は意外と目で確認できますが、傾斜の判断の難しいグリーンでは、ある線を仮定することでフックライン、スライスラインを想定することが出来るのです。
その線とは、赤のラインはグリーン上のストレートラインで、注意深く見れば必ず存在しています。
どのようなコースでも、グリーン面でストレートラインを設けていないコースはありません。
このストレートラインを見つけカップの下から見た場合、右側にあるボールは必ずフックし、ストレートラインに近づけば近づく程曲がりは小さくなります。
逆に、下から見た場合、左側にあるボールは必ずスライスし、ストレートラインに近づけば曲がりは小さくなります。
実際のパッティングを行う際、右に切れるか左に切れるか分かりにくい、微妙なラインは真っすぐに転がるラインを見つけ、自分のボールが真っすぐのラインのどちらにあるかをチエックすれば良いのです。
傾斜が混ざるグリーンの距離の読み方
グリーン上はいくつものアンジレーションがあり、パッティングの距離感を難しくしています。
その中で、ボールとピンの距離感をつかむ場合、ボールとピンを横から眺め傾斜や距離がどの程度あるのか、また、ボールとカップのラインがフックかスライスかを読みますが、傾斜の強い場合に注意する点があります。
距離感の錯覚に注意!
人間は目から得た情報を基に、それぞれの判断を行いますが、この判断に錯覚を起こす場面があります。これは、上から見る場合と下から見る場合で、この距離感の錯覚が起こりやすくなるのです。
人の目の視覚は、左右の距離感をはっきり認識できますが、前後の視覚には弱い点です。
例えば、ショートホールに立ち、グリーンを見た時左右の景色や距離感は比較的容易に判断することができますが、前後の距離感が分かりにくいことに気づかれると思います。
打ち下ろしショートホールでは、ショットがオーバーしやすく、打ち上げのショートホールではショットがショートしやすいのは、この目の縦の視覚の弱さから起こる錯覚になるのです。
つまり人の視力は縦の距離感で錯覚する事が多く、その情報を元に体で行動することです。
そのことは、グリーン上でボールとカップ間でも起こります。
カップが目線より下にある場合、その距離を遠く感じ取り、逆にカップが目線より高ければその距離は近く感じる事です。
目の錯覚でショートする場合
カップに届かなければ、永久にカップインできないのがパッティング。
特に上りのパットで起きやすいと言えましょう。
ゴルファーなら多かれ少なかれ経験する、ショートはメンタル面や感覚のズレによって起こります。
感覚のズレに対処するには、実際にパッティングを行う前のストロークのイメージ作りがポイントになります。
パットをいつもショートするゴルファーは、ボールとカップのラインを決めて、そのライン上のボールの真後ろ1m程度でカップの距離に合わせ2、3度ストロークを行ってから、実際のパッティングを行うことです。
これは、実際の距離より長い距離を目から情報をインプットすることで、パッティングのイメージ作りから強めに打てることで、ショート防止に役立ちます。
目の錯覚でオーバーする場合
下りのパットでいつもオーバーする場合、上のショートする場合と逆のイメージ作りになります。
ボールとカップのラインを決めて、そのライン上のボールの1m程度で手前(カップに近くに立つ)でカップまでの距離をイメージして2、3度ストローク行ってから、実際のパッティングを行うことです。
これは、実際の距離より短い距離の情報を目からのインプットすることで、実際のパッティングのイメージを作り、打ちすぎの防止に役立ちます。
以上のように、少し工夫することで、距離感を合すことが苦手を克服するのに役立ててください。
ラインの読み方を覚えてパターを極めよう
長くなりましたので、箇条書きにてポイントを整理しましょう。
今回はグリーンの芝や生え方、ラインの読み方、高低差による距離のつかみ方について説明しました。
項目が多くなりましたが、パッティングに必要な知識は網羅できていると思います。
ぜひ、実際のラウンドで参考にしてくださいね。
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