初中級者がアプローチでサンドウェッジを使わないほうがいい場面とは?

ゴルフでスコアメイクをすると聞いて、「OBを出さない」、「3パットをしない」などに気を付けている方も多いことでしょう。

もちろんそれらも大事なことですが、初中級者がミスを繰り返しがちなのがショートゲーム、特にグリーンまわりからのアプローチです。

グリーンまわりから1回でグリーンに乗せたいところを、ザックリやトップのミスでグリーンのまわりを行ったり来たり、余計な1打を積み重ねてはいませんか?

そしてグリーンまわりからのアプローチが苦手な人に限って、サンドウェッジだけでピンに寄せようとする傾向にあるんですよね。

SWはアプローチには難しいクラブ

サンドウェッジ(SW)というのは名前のとおり、バンカーからのショットに特化したクラブです。

そしてサンドウェッジはバンカーからの脱出を容易にするために、他のクラブと比べてバウンス角が大きくしてあるのが大きな特徴です。

サンドウェッジのソールを地面に置いたときに、出っ張っている部分がバウンスと呼ばれる部分。

この出っ張り(バウンス角)が大きいことが、バンカーからボールを脱出しやすくしています。

バウンス角が大きければ大きいほど砂が爆発してくれてバンカーから出やすくなるわけなんですね。

バンカーではクラブが砂に刺さりにくくするお助け機能であるバウンスですが、このバウンス角がアプローチではトップやダフリの原因になってしまいます。

ボールが芝の上に浮いていて、ボールと地面の間に隙間があるときは、バウンスを気にすることもないですし、多少ボールの手前にクラブが入っても、クラブが芝の上をうまく滑ってくれるので、しっかりボールをとらえてくれます。

しかし芝が薄い、もしくはベアグランドの上にボールがある場合は、そうはいきません。

ボールと地面の間に隙間がなかったり、地面自体が固いことで、ボールをとらえる前に出っ張ったバウンスが跳ね返されやすくなります。

そうするとクラブのリーディングエッジ(刃の部分)でボールをヒットさせてのトップ、それを避けようとボールの手前にクラブを入れようとしてのザックリのミスが起きやすくなります。

さらにサンドウェッジはロフト角がかなりついています(54〜60度)。

ロフト角が多いぶんボールを高く上げたりスピンをかけやすく、ボールを止めやすいわけなんですが、スピンコントロールを一定にできないアマチュアにとっては、それが逆にデメリットとなることが多かったりするのです。

スピン量がその都度変わると、キャリーとランの割合が一定にならないですし、サンドウェッジの場合はアマチュアでもスピンの入り方によってはボールがしっかり止まるので、ランの割合のバラつきが大きくなってしまいやすくなり、距離感が出しづらくなるのです。

サンドウェッジはバンカーの脱出を容易にしているぶん、グリーンまわりのアプローチで使うには難しいクラブといえます。

それでもプロがSWで寄せる理由

しかしプロの試合なんかを観ていると、バンカーだけでなくグリーンまわりのアプローチでもサンドウェッジ1本で対応するのが主流だったりします。

これにはもちろん理由があって、まずプロの試合は芝が短く刈り込まれて、かなり高速なグリーンに設定されています。

この高速グリーンでピンそばにしっかりボールを止めるためには、サンドウェッジでしっかりスピンをかける必要があります。

さらにプロの場合はバンカーショットの技術が高いぶん、アマチュアのようにバウンス角が大きいモデルを使っていませんし、フェースを開閉したりハンドファーストの度合いを変えることで、バウンス角やロフト角を調整することもできます。

さらに当然ながらプロはスピンコントロールもしっかりできるわけです。

したがってグリーンまわりでもサンドウェッジ1本で十分に対応が可能なわけです。

使える場面の見極めが重要

いっぽうアマチュアの場合、バンカーのことを考えるとローバウンスのサンドウェッジを使うわけにはいかないと思います。

さらにプロのようにクラブの開閉やスピンコントロールでバウンス角やロフト角のデメリットを相殺する技術はなかなか持ち合わせていません。

冒頭にお話したような芝が薄い、もしくは地面が固い状況ではサンドウェッジは使わないほうが無難でしょう。

またピンがグリーン奥に切られていて足(ラン)が使える場面なんかは、サンドウェッジでのピッチショットだと、キャリーとランの割合が計算しづらい(打ってみないとわからない)ことが多いです。

むしろピッチングウェッジやショートアイアンのランニングアプローチで手前からトロトロと転がして寄せるほうが、遥かに簡単にピンに寄ってくれます。

もしグリーンまわりのアプローチでサンドウェッジをメインで使う場合は、ボールのライによってサンドウェッジを使えるか使えないかを見極める必要があるでしょう。

さらに言えば、初中級者は基本的にはグリーンまわりではアプローチウェッジもしくはピッチングウェッジをメインクラブとして使い、逆にサンドウェッジを使う場面を見極めるようにしたほうが、アプローチの精度が高まると思います。

サンドウェッジを使うべき場面とそうでない場面をしっかり見極められるようなマネジメントをする心がけましょうね。

それでは、また!

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